「肩がつらい」と一言でいっても、原因や状態はさまざまです。
実は、同じ”肩の痛み”でも対処方法が異なるため、状態を見極めることがとても大切です。
ここでは代表的な「肩こり」「五十肩」「腱板損傷」についてご紹介します。
肩こりは、長時間の同じ姿勢や姿勢の乱れ、疲労やストレスなどによって、首や肩周りの筋肉が緊張し、血流が低下することで起こります。
特に、
・猫背や巻き肩
・頭が前に出る姿勢(ストレートネック傾向)
があると、首~方の筋肉に持続的な負担がかかりやすくなります。
主な症状
・肩や首の重だるさ
・貼り感や痛み
・頭痛や目の疲れを伴うことも
慢性的な肩こりは、筋肉だけでなく、関節の動きの低下や自律神経の乱れにも影響しているケースがあります。
一般的に「五十肩」と呼ばれますが、正式には肩関節周囲炎といいます。
肩関節の関節包や周囲の組織に炎症が起こり、痛みと可動域制限(動かしにくさ)が出るのが特徴です。
進行には段階があり、
❶炎症期(強い痛み)
➋拘縮期(動かしにくさ)
❸回復期(徐々に改善)
と変化していきます。
主な症状
・腕を上げると痛い
・後ろに手を回せない
・夜間痛(寝ているときの痛み)
状態に合わない無理なストレッチや運動は、かえって悪化させることもあるため注意が必要です。
腱板損傷は、肩の深層にあるインナーマッスルが損傷した状態です。
特に回旋筋腱板と呼ばれる筋肉群が関与しており、肩関節の安定性に大きく関わっています。
加齢による変性や、繰り返しの動作、負担の蓄積によっておこることが多いのが特徴です。
主な症状
・腕を上げるときの痛み
・力が入りにくい(筋力低下)
・特定の角度での鋭い痛み
五十肩と似た症状もありますが、「筋肉・腱のダメージ」が中心か、「炎症・拘縮」が中心かで対応が変わります。
肩の症状は「肩だけ」を施術しても、根本的な改善につながらないケースが多くあります。
当院では、
・骨盤や背骨のバランス
・肩甲骨の動き
・姿勢や日常動作のクセ
まで含めて全体を評価し、不調の本当の原因を見つけていきます。
そのうえで、
無理に押したり強く動かすのではなく、状態に合わせた負担の少ない施術で、
「動きやすい体」に整えていきます。
・マッサージをしてもすぐ戻ってしまう
・これが肩こりなのか、別の不調なのか分からない
・腕の上げにくさや痛みが気になっている
そんな方は、自己判断のまま我慢せず、今の状態を一度確認して観ることが大切です。
今の体の状態に合ったケアを行うことで、改善のスピードや結果も大きく変わってきます。
小さな違和感のうちからケアすることで、ご自身の体への負担を減らすことができます。
「これくらい大丈夫かな?」と思う段階でも、お気軽にご相談ください。